![]() Releasable protective film and its composition
专利摘要:
公开号:WO1991002028A1 申请号:PCT/JP1990/001008 申请日:1990-08-07 公开日:1991-02-21 发明作者:Masahiro Sugi;Mutsuhiro Tanaka 申请人:Mitsui Petrochemical Industries, Ltd.; IPC主号:C08L23-00
专利说明:
[0001] 曰月 糸田 剥離性保護フィルムおよびその組成物 技 術 分 野 [0002] 本発明は、 金属製品、 プラスチック製品、 ゴム製品等の加工時、 輸送時あるいは保管時に発生する傷付き、 汚染、 腐食などを防止す るために、 一時的に上記製品などの表面に被覆し、 上記目的を達し た後は容易にかつ一体的に剥離することができるポリオレフィ ン系 の剥離性保護フィルムおよびその組成物に関する。 [0003] 背 景 技 術 [0004] 剥離性保護フィルムは、 金属製品、 プラスチック製品、 α ゴム製 πα 等の加工時、 輸送時あるいは保管時に発生する傷付き、 汚染、 腐食 などを防止することを目的として使用され、 一時的に上記製品など の表面に被覆し、 上記目的を達した後は容易にかつ一体的に剥離す ることができるという特性が要求される。 [0005] 従来、 剥離性保護フィルムとしては、 たとえばエチレン ·酢酸ビ ニル共重合体 (以下、 E V Aと略記する。 ) や低結晶性のエチレン • a - ォレフィ ンを主成分とする樹脂組成物が使用されている。 こ れらは初期接着性が良好であるものの、 長期間の保存中、 特に高温 下に置かれた場合、 その耐熱性不足から接着力が増大し、 剥離性が 大幅に悪化するという欠点を有している。 [0006] 特公昭 5 8 - 4 5 9 7 4号公報には、 E V A系フィルムの耐熱性を改良し たポリオレフィ ン系剥離性保護フィルムが提案されている。 しかしながら、 このフィルムでは、 耐熱性は改善されているもの の、 長期保存された場合に経時変化によりフィルムの接着力が増加 したり、 あるいは被着体から剥離した際に被着体表面にプリ一ド物 が残るなどの問題点があつた。 [0007] 本発明は、 上記のような従来技術に伴う問題点を解決しょうとす るものであって、 柔钦性、 耐スクラッチ性、 耐熱性に優れるととも に、 被着体に対する適度の初期接着力および剥離性を有し、 被着時 の冷間加工性にも優れ、 しかも、 長期保存した場台に経時変化が少 なく、 剥離しても被着体の表面にプリ一ド物が残ることがない剥離 性保護フィルムおよびその組成物を提供することを目的としている < 発明の開示 [0008] 本発明に係る剥離性保護フィルム用組成物は、 [0009] メルトイ ンデッ クス (ASTM D 1238 - 65 T, 230 °C) が 0. 1〜 1 00 g/1 0.分、 プロピレン含有率が 60〜8 5モル%、 かつ示 差走査型熱量計の熱分析に基づく結晶融解熱量が 2 0〜 80 I G u 1 e Zgのプロピレン · 1-ブテンランダム共重合体 (A) 85~20重 量%と、 [0010] メ ル トイ ンデッ クス (ASTM D 1238 - 65 T, 190 °C) が 0. 1〜 l O O gZI O分、 エチレン含有率が 75〜95モル%、 結晶化度 が 0〜30%、 α - ォレフィ ンの炭素原子数が 3〜1 0のエチレン • α- ォレフィ ン共重合体 (Β) 1 5〜80重量%と、 [0011] 粘着付与剤 (C) 0〜1 0重量%とを含有し、 かつ (Α) + (Β) + (C) = 1 00重量%であることを特徵としている。 [0012] 上記の粘着付与剤 (C) としては、 通常、 脂肪族系炭化水素樹脂、 芳香族系炭化水素樹脂、 脂肪族 Z芳香族共重台炭化水素樹脂、 脂環 族系炭化水素樹脂、 合成テルペン系炭化水素樹脂、 テルペン系炭化 水素樹脂、 クマロンインデン系炭化水素樹脂、 低分子量スチレン系 樹脂および口ジン系炭化水素樹脂からなる群から選択される 1種ま たは 2種以上の樹脂が用いられる。 [0013] また、 本発明に係る剥離性保護フィルムは、 単層または多層から なるフィルムであつて、 該フィルムの少なく とも一方の最外表面に ' 位置する層が上記のような組成物からなることを特徴としている。 [0014] 発明を実施するための最良の形態 [0015] 以下、 本発明に係る剥離性保護フィルムおよびその組成物につい て具体的に説明する。 [0016] 本発明に係る剥離性保護フィルム用組成物は、 プロピレン · 卜ブ テンランダム共重合体 (A) とエチレン · α - ォレフィ ン共重合体 (Β) を含有してなり、 また、 上記成分 (Α) および (Β) のほか に粘着付与剤 (C) を含有していてもよい。 [0017] 本発明で用いられるプロピレン · 卜ブテンランダム共重合体 (Α) は、 メルトインデックス (230 °C) が 0. 1〜 1 00 g/1 0分、 好ましく は 0. 5〜 5 0 g/ 1 0分であり、 プロピレン含有率が 6 0〜85モル%でぁり、 かつ示差走査型熱量計の熱分析に基づく 結晶融解熱量が 20〜8 O l ou l eZgである。 このような特性を有 するプロピレン · 1-ブテンランダム共重合体は、 柔軟性、 耐スク ラッチ性、 耐熱性等が優れており、 このような共重合体を用いるこ とにより、 フィルムの耐熱性を向上させ、 保存中の接着性の経時変 化を防止することができる。 このよ'うなプロピレン ' 卜ブテンランダム共重合体 (A ) は、 固 体状チタン触媒成分と有機金属化台物成分とから形成される触媒、 あるいはこれら両成分および電子供与体から形成される触媒を用い て、 プロピレンおよび卜ブテンを共重台させることにより製造する ことができる。 [0018] 固体状チタン触媒成分としては、 各種方法で製造された三塩化チ タンまた 三塩化チタン組成物、 あるいはマグネシウム、 ハロゲン、 電子供与体、 好ましくは芳香族カルボン酸エステルまたはアルキル 基含有エーテル、 およびチタンを必須成分とし、 比表面積が好適に は 1 0 O cf/ g以上の担体付チタン触媒成分が用いられる。 本発明 においては、 特に後者の担体付触媒成分を用いて製造したプロピレ ン · 1-ブテンラ ダム共重合体が好ましい。 [0019] 有機金属化合物成分としては、 有機アルミニウム化合物が好適で あり、 具体的には、 トリアルキルアルミニウム、 ジアルキルアルミ 二ゥムハライ ド、 アルキルアルミニウムセスキハライ ド、 アルキル アルミニウムジハライ ドなどが挙げられる。 [0020] 本発明では、 好ましい有機金属化合物成分は、 チタン触媒成分の 種類によって異なる。 [0021] 電子供与体としては、 具体的には、 窒素、 リン、 ィ.ォゥ、 酸素、 ゲイ素、 ホウ素などを含む有機化合物で、 たとえばエステル、 ェ一 テルなど 好適例として挙げることができる。 [0022] 本発明で用いられるエチレン · α - ォレフィ ン共重合体 (Β ) は、 メルトインデックス (1 9 0°C) が 0 . 1〜; I 0 0 g Z l 0分、 好ま しく は 0 . 5〜 5 0 g Z l 0分であり、 エチレン含有率が 7 5〜 9 5モル%であり、 結晶化度が 0〜 3 0 %であり、 a _ ォレフィ ン の炭素原子数が 3〜1 0のエチレン · α - ォレフィ ン共重合体であ る。 このような特性を有するエチレン · α - ォレフィ ン共重合体を 用いることにより、 プロピレン ' 卜ブテンランダム共重合体 (Α ) との組成物に粘着性を付与することができる。 [0023] ここで、 炭素原子数が 3〜1 0の α - ォレフィ ンとしては、 具体 的には、 プロピレン、 プテン- 1、 ペンテン- 1、 へキセン- 1、 4 -メチ ルペンテン- 1、 3 -メチルペンテン- 1、 ヘプテン- 1、 ォクテン- 1、 ノ ネン- 1、 デセン- 1、 ドデセン- 1、 テトラデセン- 1、 ォクタデ^ン- 1 などが挙げられる。 [0024] このエチレン · a - ォレフィ ン共重合体 (B ) は、 可溶性バナジ ゥム化台物とアルキルアルミニゥムハライ ド化合物とからなる触媒 系を用いて、 複数の単量体をランダムに重合させることにより製造 することができる。 [0025] 重合用触媒として用いられる可溶性バナジウム化合物としては、 具体的には、 四塩化バナジウム、 ォキシ三塩化バナジウム、 バナジ ゥムト リァセチルァセ トネ一ト、 ォキシバナジウム ト リァセチルァ セ トネートなどを挙げることができる。 [0026] また、 可溶性バナジウム化合物と組合わされて重合用触媒を構成 するアルキルアルミニウムハライ ド化合物としては、 具体的には、 ェチルアルミニウムジク ロ リ ド、 ジェチルアルミニウムモノ クロ リ ド、 ェチルアルミニウムセスキク ロ リ ド、 ジェチルアルミニウムモ ノブロ ミ ド、 ジイソプチルアルミニウムモノクロリ ド、 ィソブチル アルミニウムジク ロ リ ド、 イソプチルアルミニウムセスキク ロ リ ド などを挙げることができる。 [0027] 上記重合は、 溶液状または懸濁状あるいはこの中間領域で行なう ことができ、 いずれの場合にも不活性溶剤を反応媒体とするのが好 ましい。 重合に使用される溶剤としては、 炭素原子数 3〜1 2程度 の脂肪族炭化水素が挙げられ、 たとえばプロパン、 ブタン、 ペン夕 ン、 へキサン、 ヘプタン、 オクタン、 ノナン、 デカン、 ゥンデカン、 ドデカン、 灯油あるいはハロゲン化炭化水素、 たとえばメチルクロ リ ド、 ェチルクロリ ド、 エチレンジクロリ ドなどを単独で、 もしく は混合して使用することができる。 重台温度は通常 0 ~ 1 0 o °cで ある。 [0028] 本発明においては、 プロピレン · 卜ブテンランダム共重合体 (A ) からなるベース樹脂の被着体との初期接着力を適度な強度にするた めに、 さらに粘着付与剤 (C ) を用いることが好ましい。 この粘着 付与剤 (C ) は、 固体の非晶性ポリマーであり、 通常粘着付与樹脂 として粘着テープ、 塗料、 およびホッ トメルト接着剤等の分野に用 いられて るものであって、 重合されるモノマ一源の違いにより次 のような樹脂を列挙することができる。 [0029] たとえば石油、 ナフサ等の分解によって得られる 留分、 c 5 留分、 これらの混合物あるいはこれらの任意の留分、 たとえば c 5 留分中のィソプレンおよび 1, 3-ペン夕ジェンなどを主原料とする脂 肪族系炭化水素樹旨; [0030] 石 β、 'ナフサ等の分解によって得られる c 9 留分中のスチレン誘 導体 よびィンデン類を主原料とする芳香族系炭化水素樹脂; [0031] c 4 、 c 5 留分の任意の留分と C n 留分を共重台した脂肪族 Z芳 香族共重合炭化水素樹脂; [0032] 芳香族系炭化水素樹脂を水素添加した脂環族系炭化水素樹脂; 脂肪族、 脂環族および芳香族を含む構造をもつ合成テルペン系炭 化水素樹脂; [0033] テレビン油中の α, β- ピネンを原料とするテルペン系炭化水素 樹脂; [0034] コールタール系ナフサ中のィンデンおよびスチレン類を原料とす るクマロンィンデン系炭化水素樹脂; [0035] 低分子量スチレン系樹脂; および [0036] 口ジン系炭化水素樹脂などである。 [0037] これら粘着付与剤 (C) の中でも脂肪族系炭化水素樹脂および芳 香族系炭化水素樹脂を水素添加した脂環族系炭化水素樹脂が、 上記 [0038] (Α) 成分との相溶性が良いので好ましく、 さらには軟化点 (環球 法) が 70 ~ 150 °C、 好ましくは 80〜 140 °C、 かつ芳香族核 への水素添加率が 80%以上、 好ましくは 85%以上の脂環族系炭 化水素樹脂が特に好ましい。 · 本発明に係る剥離性保護フィルム用組成物は、 上記プロピレン · 1-ブテンランダム共重合体 (A) 85〜 20重量%、 好ましくは 80〜35重量%と、 エチレン · α - ォレフィ ン共重合体 (B) 1 5〜80重量%、 好ましくは 20〜65重量%と、 粘着付与剤 (C) 0〜10重量%からなる。 ただし、 (Α) + (Β) + (C) =100重量%である。 [0039] 上記成分 (A) 、 (Β) および (C) を、 上記のような配合比率 で配合することにより、 適度な初期接着力が得られ、 しかも、 その 経時変化も少なく、 接着後の剥離性も確保され、 ブロッキングや剥 離後のブリードを防止することができる。 [0040] 本発明に係る剥離性保護フィルム用組成物には、 本発明の目的を 損なわない範囲で他の樹脂成分を配合することができ、 また酸化防 ' 止剤、 紫外線吸収剤、 滑剤、 核剤、 帯電防止剤、 難燃剤、 顔料、 染 料、 無機または有機の充填剤などの各種添加剤を配合することがで [0041] S ¾ o [0042] 本発明に係る剥離性保護フィルム用組成物を調製するには、 公知 の任意の方法が採用でき、 たとえば V型プレンダー、 リボンプレン ダー、 タンブラ一ブ ンダ一、 ヘンシヱルミキサー等の混合機によ り混合する方法、 およびノまたは押出機、 ミキシングロール、 バン バリ一ミキザ一、 ニーダ一等の混練機により混練する方法を採用す ることが きる。 [0043] 本発明に係る剥離性保護フィルムは、 上記のような組成物からな るフィルムを用いたものである。 本発明に係る剥離性保護フィルム とレては、 上記のような組成物からなる単層フィルムをそのまま用 いることができるし、 また、 他の樹脂フィルムと積層したフィルム として用いることもできる。 他のフィルムとの積層フィルムとして 用いる場合、 本発明の上記組成物からなるフィルムは、 接着層とし て、 少な ともー方の最外表面に位置するょぅに積層される。 この 場合、 脣となる他の樹脂フィルムとしては、 本発明の上記組成物 との接着性の良好なポリエチレン、 ポリプロピレン、 ポリ卜ブテン 等のポリオレフイ ンフィルムが好ましいが、 別の接着層を介してポ リアミ ド ポリエステル等のフィルムを積層してもよい。 本発明に係る剥離性保護フィルムは、 T—ダイ成形機等のフィル ム成形機により、 上記組成物を単層で、.または他の樹脂フィルムと 積層して押出成形することにより製造することができる。 [0044] 上記のようにして製造された剥離性保護フィルムは、 本発明の組 成物からなる層を接着層として、 金属製品、 プラスチック製品、 ゴ ム製品等の物品の表面を被覆し、 上記物品の加工、 輸送、 保管時に おける傷付き、 汚染、 腐食等を防止する。 [0045] この場合、 本発明に係る剥離性保護フィ ルムは、 本発明の組成物 からなる接着層が適度の接着性を有するため、 接着による被覆およ び剥離が容易であるとともに、 耐熱性を有するため接着力の経時変 化が少なく、 長期間にわたって接着性および剥離性を持続すること ができる。 また、 このフィルムは耐スクラッチ性に優れる上に、 ブ 口ッキング現象も生じないため、 被覆状態における加工も容易であ り、 また、 被覆された物品は傷付き、 汚染等から保護される。 [0046] 発明の効果 [0047] 本発明に係る剥離性保護フィルム用組成物は、 特定のプロピレン • 1 -ブテンランダム共重合体 (A ) と、 エチレン · α - ォレフィ ン 共重合体 (Β ) と、 粘着付与剤 (C ) とを特定の割合で含有してい るので、 柔軟性、 耐スクラッチ性、 耐熱性に優れるとともに、 被着 体に対する適度の初期接着力および剥離性を有し、 被着時の冷間加 ェ性にも優れ、 しかも長期間保存した場合に経時変化が少なく、 剥 離しても被着体の表面にプリ一ド物が残ることがない剥離性保護 フィルムを提供することができる。 [0048] 以下、 本発明を実施例により説明するが、 本発明は、 これら実施 例に限定されるものではない。 [0049] 実施例 1〜 3 [0050] (プロピレン · 1-ブテンランダム共重合体の製造) [0051] 攪拌翼を備えたステンレス製の 20£ の重合器中に触媒成分とし て、 200 gの無水塩化マグネシウム、 46 mlの安息香酸ェチルお よび 30 mlのメチルポリ シロキサンを窒素雰囲気中でボールミル処 理した。 次いで、 上記ボールミル処理した触媒成分を四塩化チタン 中に懸濁して濾過したものをチタン濃度が 0. 01 ミ リモル と なるように、 また ト リェチルアルミ二ゥムを重合器中の濃度が 1. 0ミ リモル/ になるように、 さらに電子供与体として P-トル ィル酸メチルを重合器中の濃度が 0. 33ミ リモル/^ になるよう に供給するとともに、 重合溶媒として n-ヘプタンを用い、 プロピレ ンと 1-ブテンとの混合ガス (プロピレン 68モル%、 1-ブテン 32モル %) を毎時 4Κί の速度で供給しながら、 70°Cで共重合反応を行 なった。 [0052] このよう'にして得られたプロピレン · 卜ブテンラン,ダム共重合体 は、 核磁気共鳴スぺク トルにより測定したプロ ピレン含有率が 71. 0モル%であり、 融点が 1 10°Cであり、 結晶融解熱量が 50J on 1 eZgであり、 メルトインデックス (Π Q°C) が 7. 0 g Z10分であった。 [0053] (エチレン · 卜ブテンランダム共重合体の製造) [0054] ォキシ三塩化バナジウムとェチルアルミニウムセスキク口リ ドを 触媒とし、 へキサン溶媒中、 水素の存在下 50°Cでエチレンと 1-ブ テンとの混合物を重合した。 得られたエチレン · 卜プテンランダム共重合体は、 エチレン含有 率が 90モル%であり、 密度が 0. 889 であり、 メルトイ ンデックス (190°C) が 3. 5 gZ 1 0分であった。 [0055] (組成物およびフィルムの調製) [0056] 上記方法で得たプロピレン · レブテンランダム共重合体 (以下、 P B Cと略記する。 ) と、 エチレン · 卜ブテンランダム共重合体 (以 下、 EBC と略記する。 ) を表 1に示す配合比でタンブラ一プレン ダ一で 2分間混合し、 直径 40誦の押出機 (設定温度 = 23 G°C) で 溶融混合して組成物を調製した。 [0057] 次に、 この組成物を Τ一ダイ成形機 (設定温度 =23 G°C) を用い て厚さ 50 mの単層フィルムに成膜した。 [0058] 調製した組成物およびフィルムの物性を以下の方法にて測定した 被着体に対する接着力 [0059] 55 °Cに予熱したポリカーボネートまたはァク リル樹脂製の基材 に上記方法にて成形したフィルムを、 線圧 = 3. 6kgZcmのピンチ ロールで貼付する。 その後 50°Cのエアーオーブン内に所定時間放 置した後、 180°C剥離法 (引張速度: 300腿 Z分) にてその接着 力を測定した。 [0060] 表面硬度 [0061] 上記組成物の厚さ 2 ramのプレスシ一トを作製 (200°C- 急冷法) し、 ASTM- D- 2240の方法にて測定した。 [0062] 被着体の表面状態 [0063] 上記接着力測定によりフィルム剥離後の被着体表面を目視により 観察し、 次の基準で評価した。 〇:汚れなし [0064] △:かすかな汚れ有り [0065] X :汚れ有り [0066] 結果を表 1に示す。 [0067] 実施例 4 [0068] 実施例 1で用いた P B Cおよび E B Cに、 さらに脂環族系炭化水素 樹脂 「アルコン Ρ Π 5 」 (荒川化学㈱製、 商品名) を表 1に示す割 合で配合して調製した組成物を用いた以外は、 実施例 1と同様に行 なつた。 [0069] 結果を表 1に示す。 [0070] 実施例 5 [0071] 実施例 1.で示したエチレン · 1-ブテンランダム共重合体の製造に おいて、 ブテンの代わりにプロピレンを用いた以外は、 同様の方 法にて i レンとプ pピレンとの混合物を重合した。 [0072] 得られたエチレン · プロピレン共重合体 (以下、 E と略記す る。 ) は、 エチレン含有率が 8 1モル%であり、 密度が 0 . 8 6 5 g /a¾であり、 メルトインデックス (1 9 0°C) が 4 . 5 g Z l 0分 し5めつァこ o [0073] 以下、 実施例 1で用いた E B Cの代わりに、 上記方法にて得られ た E P Cを表 1に示すような割合で配合して調製した組成物を用い た以外は、 実施例 1と同様に行なった。 [0074] 結果を表 1に示す。 [0075] 実施例 6 [0076] 実施例 4で用いた E B Cの代わりに、 E P Cを表 1に示すような 割合で配合して調製した組成物を用いた以外は、 実施例 4と同様に 行なった。 . [0077] 結果を表 1に示す。 [0078] 比較例 1 [0079] 実施例 1で用いた組成物の代わりに、 実施例 1で示した P B Cを 単独で用いた以外は、 実施例 1と同様に行なった。 [0080] 結果を表 1に示す。 [0081] 比較例 2 [0082] 比較例 1で用いた P B Cの代わりに、 P B Cと E B Cとを、 表 1 に示すような割合で調製した組成物を用いた以外は、 比較例 1と同 様に行なつた。 [0083] 結果を表 1に示す。 [0084] 比較例 3 [0085] 比較例 1で用いた P B Cの代わりに、 実施例 1で示した E B Cを 単独で用いた以外は、 比較例 1と同様に行なった。 [0086] 結果を表 1に示す。 · 比較例 4 [0087] 比較例 1で用いた P B Cの代わりに、 メノレトイ ンデッ クス (1 9 0 °C) 2 g Z l 0分、 酢酸ビニル含有率 2 5重量%、 密度 0 . 9 5 g /«¾のエチレン ·酢酸ビニル共重合体 (E V A) 「P- 2505」 (三井 · デュポンポリケミカル㈱製、 商品名) を用いた以外は、 比較例 1と 同様に行なった。 [0088] 結果を表 1に示す。 例 1 織例 2 雞例 3 ^ffi例 4 例 5 雞例 6 Jt^例 1 赚例 2 例 3 雌例 4 [0089] P B C (SS部) "SO ■· 80 r35 75 75 ヽ 細 15 [0090] E B C CSS部) 50 20 65 50 85 100 [0091] E P C (S3部) 25 20 アルコン Π 25 (SS部) 5 0 [0092] 100 [0093] E V A (龍部) [0094] ボリ力 6. 5 L 1 1. 0 12. 1 13. ( 18. 2 0. 5 Ϊ. 0 10. ί 6.? 铵着体に 一、个 50°C— 15日後 10. 3 6. 5 1ί. ό 16. 6 l. 6 13. 7 1. 2 25. 1 40. 3 35. 1 一 4 45. 3 0 ' J 9 ト板 50°C— 30曰後 11. 2 I. 0 15. 1 18. 1 G. 3 19. 8 1. 3 27. 接着力 ァクリ 50て— 1曰後 8. 1 k. 5 8. 0 Η. 5 14. 2 Π. 2 0. 4 10. 1 13. 3 8. 1 [0095] {g/25niin) ル^!旨 5D°C - 15日後 12. 5 I 3 13. 5 18. 3 17.】 19. 1 0. 8 3 25. 34. 3 板 51TC - 30曰後 Π. 2 8. 5 19. 2 21. 4 11 0 20. 1 1. 0 33. 3 35. 4 38. 3 表 ¾ ! 度 . (ショァ一 D) 50 U 32 28 25 被着体表囬状態 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 X
权利要求:
Claims請求の範囲 1. メルトイ ンデッ クス (ASTM D 1238- 65T, 230 °C) が 0. 1〜 l O O gZ I O分、 プロピレン含有率が 6 0〜 8 5モル%、 かつ示 差走査型熱量計の熱分析に基づく結晶融解熱量が 2 0〜 8 0〗 Gu l e / gのプロピレン ·卜ブテンランダム共重合体 (A) 8 5〜2 0重 量%と、 メ ル トイ ンデッ クス (ASTM D 1238 - 65 T, 190 °C) が 0. 1〜 1 0 0 gノ 1 0分、 エチレン含有率が 7 5 - 9 5モル%、 結晶化度 が 0〜 3 0 %、 α - ォレフィ ンの炭素原子数が 3〜 1 0のエチレン · α - ォレフィ ン共重合体 (Β) 1 5〜8 0重量%と、 粘着付与剤 (C) 0〜 1 0重量%とを含有し、 かつ (Α) + (Β) + (C) = 1 0 0重量%であることを特徴とする剥離性保護フィル ム用組成物。 2. 前記粘着付与剤 (C) が、 脂肪族系炭化水素樹脂、 芳香族系炭 化水素樹脂、 脂肪族 Ζ芳香族共重合炭化水素樹脂、 脂環族系炭化水 素樹脂、 合成テルペン系炭化水素樹脂、 テルペン系炭化水素樹脂、 クマロンインデン系炭化水素樹脂、 低分子量スチレン系樹脂および 口ジン系炭化水素樹脂からなる群から選択される 1種または 2種以 上の樹脂であることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の剥離性 保護フィルム用組成物。 3. 単層または多層からなるフィルムであって、 該フィルムの少な く とも一方の最外表面に位置する層が請求の範囲第 1項または第 2 項に記載の組成物からなることを特徴とする剥離性保護フィルム。
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公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
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1991-01-16| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 2033053 Country of ref document: CA | 1991-02-11| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1990911701 Country of ref document: EP | 1991-02-21| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): CA KR US | 1991-02-21| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB IT LU NL SE | 1991-07-24| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1990911701 Country of ref document: EP | 1994-11-02| WWG| Wipo information: grant in national office|Ref document number: 1990911701 Country of ref document: EP |
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